シリア:トルコ侵攻に対し政府軍は北部へ展開⑴
2019年10月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シリア:シリア政府軍はトルコとの国境付近のクルド人地域の新たな町に進軍⑴

【シリア:諸通信社】

シリア政府軍は本日月曜(14日)、同国北部のクルド人支配地域における展開を継続した。これはトルコの軍事作戦に対抗して政府の軍部隊が北部へ進軍することを政府が発表した翌日のことである。

シリア国営通信社(SANA)は「軍部隊はトルコの侵攻に対抗してハサカ県北西部郊外のタッル・タムル町へ進軍し、住民らに歓迎された」と報じた。

同様に政府軍に近い情報筋が語ったところによると、軍部隊はタブカの空軍基地および油田を支配下に置き、ラッカの北部郊外に位置するアイン・イーサー町へ向けて進軍を続けているという。

また、同情報筋は「軍の部隊は本日明朝タブカの空軍基地(タブカ市から西に45㎞)とその南にあるブハーリー油田に進軍すると共に軍の隊列もタブカ市にてユーフラテス川を渡り、アイン・イーサー町(ラッカ市から北に65㎞)の方向へと向かった」と明らかにした。

SANA通信もまた、軍部隊がタッル・タムル町に進軍したと報じた。なお、タッル・タムル町はシリアの東西を結ぶ戦略上重要な高速道路沿いに位置する。

トルコ軍は、同軍が昨日日曜(13日)に当該拘束道路を制圧したと述べた。なお、タッル・タムル町はラアス・アイン市から35km南東に離れており、トルコ軍の主な攻撃目標の一つである。


⑵に続く

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( 翻訳者:YA )
( 記事ID:47827 )