フォルクスワーゲン、トルコでの工場建設を延期の噂
2019年10月15日付 Cumhuriyet 紙

ドイツの経済新聞ハンデルスブラット紙は、フォルクスワーゲンがトルコでの新工場設立を延期したと報じた。会社のイメージを損なう可能性があるために設立に踏み切れなかったもようだ。

ハンデルスブラット紙は、大手自動車会社のフォルクスワーゲン(VW)が新工場をトルコに設立することを計画をしていたが、シリアで行われている軍事作戦を理由に延期したと報じた。

同社の経営部門や監査部門筋からの情報によると、より少ないコストとより多くの収益を見込んで新工場設立の候補地にトルコが挙げられていたが、シリア北東部で開始された軍事行動が完全に状況を変えた。そして、「この条件下では、トルコに票は入らないだろう」という見解が濃厚であると述べられた。

同社の広報部はマスコミに対し、「状況を大変心配して見守っている」と述べた。先週、マニサ県にトルコ法人登録を行ったフォルクスワーゲン社は、新工場設立の為の交渉が最終段階であることを明かしていたが、未だ終決定を下してはいないという。

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は日曜日、タイイプ・エルドアン大統領に対し、トルコのシリア北部への軍事行動が人々を危険に陥れるとし、辞めさせるよう要請した。欧州諸国も昨日、トルコへの武器輸出に制限を設けことを決定した。ドナルド・トランプ米国大統領はトルコに対する制裁を決定した。

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( 翻訳者:榎本恵実 )
( 記事ID:47828 )