シリア:クルド人たちがイスラーム国戦闘員逃走を容認(1)
2019年10月15日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ル・パリジャン紙「クルド人たちはこのように、シリア国内の収監キャンプからフランス人女性ジハーディストたちを逃走させた」

【パリ:本紙】

シリア北東部のクルド人やその家族が管理する収監中の外国人ジハーディスト(=イスラーム国戦闘員)の運命に関する欧州諸国の懸念の中、フランスのル・パリジャン紙は以下のように述べた。「クルド人戦闘員たちは、トルコ軍が1週間前から彼らに対して行っている軍事作戦を背景に、外国人ジハーディストやその子どもたちを自ら収監するキャンプの門を解放し、彼らを逃走させた」。

同紙によれば、ダーイシュ(イスラーム国)に所属するフランス人女性10名がラッカの北方約50kmに位置するアイン・イーサーのキャンプからの逃走に成功した。彼女らを拘留していたクルド人部隊が、もはやこういった捕虜を維持することができないと見なされたことがその理由であるという。したがって、彼女らは他の女性らと共に収監されていたキャンプを抜け出すことができたのだという。

ル・パリジャン紙は続けて、これらのフランス人ジハーディスト10人、およびその子どもたち25人は、先週日曜日(13日)朝、クルド人の勢力下にあったアイン・イーサーのキャンプから脱走し、一方トルコ軍はキャンプを標的にしたと述べた。クルド人たちが自ら拘留する外国人ジハーディスト女性たちに対する統制力を失った状況の中、彼らは持ち場を去り、その結果彼女らやその子どもたちが自由の身となったのだという。

(2)に進む

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:47835 )