シリア:アサド大統領「イドリブ戦の決着が混乱とテロ終焉の礎」(2)
2019年10月23日付 al-Watan 紙
■シリア・アラブ軍将兵らに囲まれ、アサド大統領はシリア北部の戦闘最前線から、「イドリブの戦闘の決着はシリアにおける混乱とテロを終わらせる礎となる」と述べた。
【本紙】
アサド大統領は以下のように付言した。「シリアがこの9年間に被ったものは、ある一つの方面から準備・製作・公開された演劇の複数章に例えられ、各章において異なる主役や様々な俳優が登場してきた。現在の章の主人公はエルドアンである。彼は米国の首長にとって最も成功したツールであり、穀物、石油、工場を盗む泥棒でもあった。現在は領土を盗もうとさえしている」。
アサド大統領はさらに指摘した。「祖国に忠誠を誓う代わりに、外国の分子に忠誠を誓った者たちがおり、彼らは、盗人が罪を成し遂げることを防ぐため祖国の子供たちと協調することはなかった。それでもなお今日もっとも重要なことは、侵略の影響を軽減する努力に集中すること、そして遅かれ早かれ侵略者を追放することである。これは国家的かつ憲法的な義務である」。
アサド大統領は「イドリブ戦線は非常に重要であり、特にそこは彼らにとって最前線の監視地点である。一方で、戦闘はシリア東部で行われ、これは軍隊の分散が目的であった。したがって我々は常々、イドリブの戦闘に決着をつけることは、シリア全土における混乱とテロを終結させる礎となることを確認してきたのだ」と強調した。
アサド大統領は、シリア北部の防衛最前線の視察を完了し、重火器部隊による軍事作戦の実施に参加した。また共和国大統領府の公式サイトが公表した光景によれば、シリア重火器部隊が戦闘機と協力してあたった軍事作戦は、軍と武装部隊の最高司令官であるアサド大統領の監督のもとで実行された。
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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:47893 )