シリア:アサド大統領「イドリブ戦の決着が混乱とテロ終焉の礎」(3)
2019年10月23日付 al-Watan 紙


■シリア・アラブ軍将兵らに囲まれ、アサド大統領はシリア北部の戦闘最前線から、「イドリブの戦闘の決着はシリアにおける混乱とテロを終わらせる礎となる」と述べた。

【本紙】

ある軍事基地での兵士たちによる歓声の中、アサド大統領はシリア・アラブ軍の兵士へ敬意を表明しつつ「我々は皆諸君を誇りに思い、諸君がダイヤモンドの壁のようだと考えている。ダイヤモンドは鋼鉄よりも強いからだ」と述べ、「私がシリア・アラブ軍の有する意思を例えるとするなら、シリアの意思と描写されることだろう」と加えた。

さらに大統領は以下のように指摘した。「軍隊と武装部隊の英雄たちが突入した戦闘の数々は困難で、数多いものであった。おそらく、人類が経験しうるもので最も乗り越えがたいもの、それは戦争であろう。しかし、戦争は祖国の損失よりも困難なものではなく、ここからわずか数キロメートル先にいまだ残るシリア国民の信頼を喪失することより辛いものでもない。彼らは、テロリストらの不正義や犯罪がはびこる中で、シリア・アラブ軍が到着しテロリストの手から彼らを解放することを待望している。(戦争は)テロリストに誘拐された家族を持つ母や父、妻、姉、兄に応えることができないことよりも困難なものではなく、彼らは(誘拐された者の)命運を知るためシリア軍を待望している。ここ全ての数年間において、シリア軍の戦闘員らは作戦を可能としてき、西側が信じなかった事態の実現に専念し、それを成し遂げてきた」。

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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:47894 )