シリア:米、シリア北東部に兵士500人の残留を検討
2019年10月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリア:ホワイトハウスはシリア北東部に兵士500人を残留させる複数の選択肢を検討
【ワシントン:本紙】
ホワイトハウスはシリア北東部に兵士約500人を残留させ、彼らを守るためさらなる戦車を派遣する複数の選択肢を検討している。
『ウォール・ストリート・ジャーナル』によると、軍の複数の高官は木曜日(24日)、複数の選択肢を提示した。一連の計画では、シリア国内の油田防衛に焦点を当てること、さらに油田が「イスラーム国」に復活するかもしれないあらゆる機会を排除することに米国の狙いが修正されることとなる。これは、米国の全ての部隊をシリアから撤退させるというドナルド・トランプ米大統領の計画を変えることになるだろう。
トランプ大統領はツイートの中で「我々は決して『イスラーム国』がこの油田を支配することを許さない」と述べ、油田防衛への意欲を示した。。
これらの選択肢は今月初めにシリアから撤退するよう指示を受けた米軍約1000人の動きを根本的に変える可能性がある。
こうした議論はマーク・エスパー国防長官がブリュッセルを訪れた際に行われた。一方、NATO加盟国は同長官に、トルコによる対シリア攻撃に公の場で反対すると述べるよう求めた。
エスパー長官は、ロシアやトルコと提携してシリア国境沿いの国際的な安全地帯を実施するというドイツのアンネグレート・カレンバウアー国防相の計画を支援すると表明した。また、ロシアとトルコは実際に同地域の共同管理にすでに合意したが、カレンバウアー国防相はこの取り決めは長期的には続かないだろうと述べた。
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( 翻訳者:二瓶恵理子 )
( 記事ID:47903 )