シリア:シリア政府とトルコ軍が国境付近で衝突
2019年10月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
昨日(10月26日)、ラス・アルアイン近くのシリア政府軍
昨日(10月26日)、ラス・アルアイン近くのシリア政府軍

■シリア政府がシリア北部ラス・アルアインでのトルコ部隊との衝突を発表

【イスタンブル:本紙】

シリア政府は、シリア北部、ユーフラテス川東部のハサカ県、ラス・アルアイン郊外でシリア政府軍がトルコ軍との交戦に突入したことを明らかにした。トルコ軍がその地で兵士1人が殺害され、5人が負傷したと発表した数時間後のことである。

シリア国営通信社(SANA)は、「シリア部隊が、ハサカ県北西部ラス・アルアインの南東郊外の4つの村(ウム・ハルマラ、バーブ・ハイリ、ウム・アシバ、アスディヤ)を新たに制圧し、トルコ国境から3キロ地点まで迫った。」さらに、「SANAの特派員によると、シリア部隊がラス・アルアイン郊外でトルコ占領軍との衝突に突入した」と報じた。

そのわずか数時間前の日曜日、トルコ国防省は「シリア北東部ラス・アルアイン市でPKK/YPG (クルディスタン労働者党/クルド人民防衛隊)のメンバーによるテロ行為で兵士1人が殺害され、5人が負傷した」と公式発表した。

国防省は、「テロリストらが、平和の泉作戦が展開されているラス・アルアインで、迫撃砲とDShK機関銃による攻撃を実行した。」と表明した。さらに「トルコ軍は、自衛のために攻撃拠点に反撃し、(その結果)拠点地域が崩壊した」と強調した。

独立する複数の情報筋でも、トルコ人兵士の殺害事件と、シリア政府がラス・アルアインにおけるシリア政府軍とトルコ軍の直接衝突を発表したことが関連しているかどうかは確認されていない。

(後略)

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( 翻訳者:高井 万希 )
( 記事ID:47917 )