レバノン:ハリーリー首相が辞任を発表
2019年10月29日付 Al-Nahar 紙


■サアド・ハリーリー首相が辞任を発表

【ベイルート:本紙】

レバノンのサアド・ハリーリー首相は、首相官邸からレバノン国民に向け以下のように発表を行った。

「人々はこれ以上の悪化を止めるような政治的解決を待望している。私は国を守るための出口を辿り着こうと試みた。しかし、結果私が行き止まりの道に着いてしまったことを隠すことはしない」。

そして「私は内閣を辞職する」と宣言した。

同氏は「今日我々の責任は、レバノンを保護し、火が燃え移ることを防ぐことである。私はアウン(大統領)とすべてのレバノン国民の管理のもと、ここに辞職を宣言する」と述べ、「祖国より偉大なものなど誰もいない」とした自らの父である故・ラフィーク・ハリーリー元首相の著名な発言を引用しつつ、会見を終えた。

その後、ハリーリー首相はバアブダ宮殿(大統領府)に向かい、ミシェル・アウン共和国大統領に直筆の辞表を提出した。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:47931 )