レバノン:ハリーリー首相、孤立
2019年10月29日付 al-Mudun 紙


【ベイルート:本紙】

■「力の過剰」がハリーリー首相を辞任させる:最大の対立が始まった

サアド・ハリーリー首相は2つの選択肢の間に置かれた。1つめは、武力をもって座り込みを打開し、道路を開放するために軍隊と治安部隊に対し政府から政治的指示を与えることだ。これはハリーリー首相が断固として拒否した手段だ。また2つめは、道路開放の必要性に関して述べたヒズボラによる最終決定の状況下において、緊張の増大につながるであろう強情の継続であった。

これら2つの選択肢が明らかにしたのは、ハリーリー首相は両手に手錠が掛けられていたということだ。彼は真の内閣改造あるいは政権交代や新政権樹立の必要性を確信している。
しかし彼が望んだものは、数々の「拒否」と衝突することとなった。第一に、共和国大統領は修正後政府あるいは新政府から、ジュブラーン・バースィール大臣を除去することを拒んだ。第二に、ヒズボラはテクノクラート政府(の樹立)を拒否したのだった。

(後略)

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( 翻訳者:白石江里香 )
( 記事ID:47940 )