年末のインフレ予想、12%
2019年10月31日付 Cumhuriyet 紙
中央銀行のムラト・ウイサル総裁が、2019年度の年末インフレ予測が12%となったことを発表した。その一つ前の報告書では年末のインフレ予測が13.9%であることを示していた。
トルコ共和国中央銀行(TCMB)のムラト・ウイサル総裁は2019年の第4四半期に関するインフレ報告を発表した。中央銀行のカラキョイ支部で行われた会議で話したTCMBのムラト・ウイサル総裁は、以前の報告では13.9%と示された年末のインフレ予想率が1.9%下がり、12%に落ちたことを述べた。2020年の年末に関するインフレ率の予測はというと、以前の報告と同じく8.2%であった。
ウイサル総裁は2019年年末のインフレ率が12%となる予測を発表したうえ、「インフレは2020年の年末に8.2%に落ちてから、中間期には5%台で安定すると予測されている。この枠組みの中で70%の確率で2019年の年末インフレ率の中間点が12%であり、11.2%から12.8%の範囲内となり、2020年の年末インフレ率は中間点が8.2%であるうえ、5.3%から11.1%の範囲内となるだろうと予測されている」と述べていた。
またウイサル総裁は「2019年の年末インフレ率予測が『7月版インフレ報告書』に比べて1.9%の減少傾向で更新されたことにおいて、食品の物価に関する予想における減少傾向(1.2%減)の更新、インフレの主要傾向における回復(1.1%減)、トルコリラ建ての輸入価格の予測の減少(0.3%減)、産出量ギャップの更新(0.1%増)、タバコ製品価格の調整(0.6%増)が貢献した」と話した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:山下鈴奈 )
( 記事ID:47953 )