■ダーイシュの元要員はバグダーディーを密告し、ミリオネアになる。
【アラブと世界;本紙】
アメリカの『ワシントンポスト』紙は、「イスラーム国」から離脱した要員の興味深い話を公開した。その元要員は、組織の指導者アブーバクル・バグダーディーの処分で重要な働きをした人物だ。
同紙は、三名のアメリカの高官と、先週の土曜日(10月26日)にバグダーディー殺害に至ったアメリカの作戦に精通している域内の情報筋による証言を以下のように伝えた。「その元要員は、バグダーディーがシリアへ移動している最中、その後方支援業務を行っていた。また、世界で最も危険な男が潜伏していた隠れ家の建設を何度か監督していた。」
『ワシントンポスト』紙に証言した高官らによると「この元要員は、バグダーディーが殺害された夜に住んでいた住居の詳細を知っていた。この情報はアメリカの作戦の成功に貢献した。」
この件で注目すべき点は以下の通りである。「この情報提供者は、バグダーディーを殺害した夜イドリブにいた。彼はイドリブで二日間家族と過ごした後、家族とイドリブから運び出された。現在、彼に報償が満額支払われるところだ。アメリカ政府は、バグダーディーの潜伏先の情報提供者に報奨金2500万ドル、もしくはその一部を割り当てていた。」
(後略)
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( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:47957 )