イラク:米国は早期の選挙実施と暴力行使の停止を要求
2019年11月11日付 al-Mudun 紙

■イラク:国連がイラク危機解決のための計画を提示

【n.p.:本紙】

ホワイトハウスの声明によると、アメリカは、イラクでの早期の選挙実施と、イラク全土における抗議デモ参加者に対する暴力行使の停止を呼びかけた。この声明は数週間前からイラクで続く抗議活動に対する、ホワイトハウスの初めての公式な反応である。

ホワイトハウスは、月曜日(11日)に以下のように表明した。「アメリカは、デモ参加者と市民活動家、そしてメディアに対しての攻撃が続いていることに加え、イラクでインターネット接続に対して課されている制限について深く懸念している」。

同声明は、以下のことを明らかにした。「イラク国民は、イラン政権が彼らの資源を使い果たし、武装組織を使って彼らが平和的に意見を表現するのを妨げていることを傍観したままにはしないだろう。」

また、同声明は「致死的な暴力の標的になり、インターネットへの接続も禁じられているのにもかかわらず、イラク国民は彼らの声に耳を傾けた」と述べ、早期の選挙実施と選挙改革の実施を呼びかけた。

同声明によると、アメリカは「イラク政府に対し、デモ参加者に対する暴力行使を停止し、選挙改革の可決および早期に選挙を実施するという約束をバルハム・サーリフ大統領が履行するよう呼びかけることで、国連のイラク支援団に参加している」という。

国連のイラク支援団は日曜晩、イラクで発生した抗議活動による危機を終息させるための計画を提示した。同計画には、即時および短期・中期的な一連の措置が含まれている。

(後略)

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( 翻訳者:難波奈央 )
( 記事ID:48049 )