イスラエル:イスラム聖戦機構との戦いは「時間を要する」かもしれない
2019年11月12日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ネタニヤフ首相:ガザの戦いは「時間を要する」かもしれない

【テルアビブ:諸通信社】

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イスラエルが火曜日(12日)にガザ地区でイスラム聖戦機構の重要な現場指揮官を殺害したことを受けて、同機構との戦いが長引くかもしれないと述べた。

同首相は、記者に軍司令本部で以下のように述べた。「イスラエルは事態の激化を追い求めていないが、自衛のためにあらゆることをするだろう…これは時間を要するかもしれない。忍耐と冷静さが求められている。」

さらに、同首相は「我々市民に危害を及ぼしておいて、逃げおおせることができると信じている者は皆間違っている。我々に危害を及ぼす者全員に対して、我々は危害を加えるだろう。」と加えた。

そして同首相は、政治・安全保障問題を担当する小閣議(キャビネット)が、10日前に全会一致でアブー・アタ氏の暗殺を承認したことを暴露した。

一方、アビブ・コチャビ同国軍参謀総長は暗殺について言及しながら以下のように述べた。「事態の激化は、我々にとって何の利益もないが、我々は緊張激化や標的殺害作戦継続の可能性に備えている。」

他方、イスラエル総保安庁(シャバック)のナダブ・アルガマン長官は、アブー・アタ氏の暗殺の時が来たのは「職業的上の理由のためだ」と述べた。

火曜日の夜明けに、イスラエル軍はガザ東部の民家を狙い襲撃してアブー・アタ氏を暗殺した。この襲撃では同氏と妻が殉教し、子どもらも重軽傷を負った。

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( 翻訳者:野口藍良 )
( 記事ID:48054 )