新党結成は12月に
2019年11月13日付 Cumhuriyet 紙
ババジャン氏は12月末に、ダヴトオール氏は12月初めに新党を設立する。
党新設の準備を続けてきたアリ・ババジャン氏とアフメト・ダヴトオール氏は、党綱領と政綱作成の大部分を完了させた。ババジャン氏は政綱のために、経済、外交、教育、社会保障、健康を始めとする政策方針を規定するために、多数の委員会を設置し、これらの委員会が12月15日から20日までに作業を完了させ、政綱と綱領を形成すると言われている。ババジャン氏の党友に名を連ねるある政治家は、「政党の法人格は遅くとも12月の最終週に取得できるだろう」と話した。
平和の泉作戦に伴い、新党設立への作業が滞り、延期されているという非難があることを指摘したこの政治家は、「我々の日程に変更はない」と述べた。また、エルドアン大統領がアリ・ババジャン氏との面会を求めたという報道に言及されると、「そんな要請は来ていない。もし、このような要請があった場合は会談しないなどということは無い。人間関係と品位ある関係をまもるために、この国の未来のために何か相談し、話し合いをするのならば、要請を拒否するなどということはありえない」と見解を述べた。
■「ババジャンは諦めない」
そのような会談がババジャン氏の考えを変えることはないと言ったこの政治家は、「アリさんは、行動を起こす前に広範囲にわたる協議を行った、そしてその結果としてこの道に進んだ。進んだ道においては、忍耐強くその道を歩み続けるだろう」と述べた。エルドアン大統領が会談を希望したことは、ババジャン氏の党員の間では、「平和の泉作戦の最中と後に、党結成を断念されたという説が広がった。しかしなにも変わりはない。会談の求めは、公正発展党内で不安のレベルが高まっていることを示している」という風に受け止められた。
新党設立者らが設立作業を継続中だと述べられる中、リストの「トルコの社会学を代表するような設立委員会を目指している」と目されている。オファーされた全ての人から前向きな返答を得たババジャン氏のチームは、組織形成の作業を新党設立後に始める予定である。
■ダヴトオールはキャンプを作る
党綱領と政綱のアウトラインを完成させたダヴトオール氏のチームは、12月初めに政党新設を計画している。党綱領と政綱は新党設立委員会のメンバーの参加を以って行われる「設立キャンプ」の後に明確にされるという。新党設立委員会には、多数のアレヴィー派とクルド系の人物が参加すると言われている。
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( 翻訳者:西田 萌 )
( 記事ID:48057 )