イラク:学生たちも参加するデモが継続(2)
2019年10月29日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イラク:デモ参加者の女子学生が棒で殴られる…サドル潮流は早期の選挙実施を呼び掛け
【バグダード:本紙】
さらに同情報筋によると、学生のデモは首都バグダードに留まらず、バスラ県やズィーカール県、ミーサーン県、ディワーニーヤ県、そしてナジャフ県やバービル県など、南部および中央部の県全てでも行われた。彼らは「『学校の生徒たちをデモに投入すること』は受け入れられない行為である一方で、生徒たちの安全は教職員が預かっている」というサハー・アリー・ベク教育大臣の見解に挑戦しているという。
イラク人権委員会によれば、対抗措置として、治安勢力(機動隊)は首都の大学のデモ参加者に対して「音響爆弾(兵器)」を用いて対処したという。
また、活動家がSNS上で取り上げているイラク兵士が女子学生を弾圧している動画は、広く怒りを呼び起こし、関係した者が説明責任を果たすよう求める事態に至った。この動画は、イラク兵士が女子学生を無理やり退去させ抗議活動を収束させるために棒で殴打して弾圧している様子を白日の下に晒した。
(後略)
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( 翻訳者:今中志穂 )
( 記事ID:48085 )