中国が中東安全保障フォーラムを開催:我々の国益は地域の安定の中にある
2019年11月27日付 Al-Nahar 紙
中東安全保障フォーラムにおける中国:我々の国益は地域の安定の中にある
【n.p.:本紙】
中国の陳暁東外交部部長助理は北京での中東安全保障フォーラムの開会スピーチの中で、次のように述べた。中東地域の安全保障、平和、安定、開発こそが中国が同地域において希求するものであり、我々の国益にとって重要であり、中国は自らに責任を課している。
「新しい情勢下の中東安全保障:その挑戦と出口」と表題して開催された当フォーラムは、次の4つの軸に焦点を当てている。それは、中東での持続的な安全保障のための正義と公平の重要性、多様性と懸案事項の解決方法、開発による安全保障の強化とその実現条件・協力方法、テロとの戦いや過激派の排除における文明対話の役割、である。
中国の陳暁東外交部部長助理は、オープニング・セッションにおいて行なった冒頭スピーチの中で、次のように述べた。中東は中国の世界との貿易と交流のための重要な一部分をなしており、中国はこの地域の問題について多大なる関心を寄せており、効果的に参画している。中東地域諸国との関係深化に努め、相互利益と共存共栄によって協力範囲の拡大を試みる。それは、中国国民と中東諸国民の利益実現が目的である。
同氏は、中東地域における安全保障、平和、安定、開発を中国は望み、我々の国益にとって重要であり、中国が自らに責任を課している、と付け加えた。
そして陳氏は次のように述べた。当フォーラムの開催は、中東の安全保障実現のための新しいアイデアと方法の立案において、関係当事者が活用するプラットフォームの構築を目的としている。この点に関して、彼は5つの柱を提示した。それは、正義と公平の原則の堅持、多元的プラットフォームの構築、共通の開発基盤の育成、テロとの包括的な戦いの保証・共通の未来への依拠、である。
(後略)
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( 翻訳者:野口藍良・白石江里香・猪股陽気・今中志穂 )
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