■ドイツは難民問題を政治手段化する試みを継続… パルミラの住民に対するロシアの人道的支援と医療支援
【本紙:シリア】
ロシアコーディネーションセンターは、パルミラ市で約400世帯に対し食糧・医療支援を提供し、これら世帯の子供たちに勉強道具を贈った。これらは、テロのために避難し、のちに同市へ帰還した住民たちに向け、ロシア政府から提供されたものである。一方、ドイツのアンゲラ・メルケル首相はこうした避難民の人道的状況の政治手段化を試みた。
国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、ロシアのセンター代表者は「避難地から自宅へ帰還した住民に、ロシア政府とロシア国民から複数の支援が提供されている」と述べ、住民たちがパルミラ市での平穏な生活が戻ったことに歓喜していると指摘した。これらの事実は、学校が再開され、教育を受けるため子供たちが同市に帰還したことによって示されるものである。
センター代表者は、生徒たちに文房具を配布し、住民に対し食糧支援と医療支援を行ったと指摘した。また、同市の患者たちが必要とする医療相談サービスが、ロシア人の医師たちによって提供されたと付け加えた。
同氏は、シリアとロシアが世界を代表してテロと戦っていることを強調した。また「テロ行為のために自宅を放棄させられた全てのパルミラの住民」に対し、テロ組織から解放されたパルミラ市へ帰還するよう呼びかけた。
文房具と勉強道具の配布のさなか、王ウズィーナ学校のサーミル・ダルガーム校長は以下のように述べた。「学生に対するロシアの支援は、教育・学習プロセスを刺激することに貢献し、シリア・アラブ軍の勇敢のおかげでパルミラ市へ帰還した住民の負担を軽くするだろう」。また同氏は、両国の国民間の良好な関係を表しつつ、シリア国民を支持するロシア政府の立場に対する感謝の意を表明した。
(後略)
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( 翻訳者:清水杏 )
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