エジプト:メディアは報道の自由の侵害にさらされる
2019年12月07日付 al-Quds al-Arabi紙


■80人のジャーナリストとメディア関係者がスィースィー大統領管轄の刑務所にいる

【カイロ:本紙】

独立機関である「アラブ報道の自由監視団(Ikshef)」は、先月11月のエジプトにおける報道の自由に対する侵害は40件あったと確認した。その中には、公判前拘留や一時的拘束の事例が8件、公判前の再拘留の事例が16件含まれる。

同様に、Ikshefは月例報告書の中で、7件の刑務所での侵害の事例、2件の恣意的な行政判断、3件の出版規制における侵害、4件の暴行や襲撃の事例を確認するとともに、11月末時点での獄中のジャーナリストの人数は、記者とメディア関係者あわせて80人にのぼると言及した。

加えてIkshefは次のように語った。「2019年11月は、国連のエジプトの人権問題に関するUPR(普遍的・定期的レビュー)と時を同じくして、自由や人権の分野においてエジプト政権の外面を良くする試みが数多く見られた。例としては、11月3日と4日に開催されたメディアフォーラムや、エジプト内外の記者らが参加したメディアのトゥラ刑務所複合施設への大規模な視察の手配、また複数のジャーナリストを含む多数の囚人の釈放などが挙げられる。」

続けて、「エジプトのアブドゥルファターフ・シーシー大統領の政権は、最も有名な独立系メディアサイトの一つ『マダ・マスル』への警察の手入れとそれに続く編集者4人の一時拘束に象徴されるような、報道の自由に対する攻撃を仕掛けた。同じように、カイロの喫茶店でのジャーナリスト3人の逮捕や、別のジャーナリスト1人の自宅での逮捕によって、11月に逮捕ないしは一時拘束を行った事例は計8件となった。このことは、メディア業界の恐怖を煽り、さらなる脅威を感じさせた。」と述べた。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:高井 万希)
(記事ID:48211)