エジプト:アズハルが自殺対策として啓発キャンペーンを開始
2019年12月05日付 al-Quds al-Arabi紙

■1週間に6件の自殺…アズハルがキャンペーン「あなたの命は守らなくてはならない預かりもの」を開始

【カイロ:ターミル・ヒンダーウィー、本紙】

カイロでは昨日(4日)木曜日、新たに2件の自殺が起きた。カイロ東部のヘルワン市で若者が10階から身を投げ、また1人の少女が同市の地下鉄ワディー・ハウフ駅へ入ってきた電車に身を投げた。

これにより、今週エジプトで起きた自殺の件数は6件に増加した。

工学部の学生が観光地であるカイロタワーから身を投げ、別の1人は地下鉄の下敷きとなるよう身を投げた。一方、3人目はエジプト南部のアシュート県にあるイブラヒーミーヤ運河に身を投げた。また、エジプトのデルタ地帯にあるカフル・アッシャイフ県のウブール健康保険病院の女性看護師が、病院内で致死性のある農産物保護用の錠剤を服用して自殺した。

自殺率の上昇は、エジプトにおいて自殺者の背教をめぐる宗教的議論に加え、エジプト人が自殺に追いやられる理由や、この現象に対するエジプト政府の責任といった幅広い議論を引き起こした。

アズハル機構付属のイスラーム研究アカデミーは、若者が自殺する現象に1週間も直面し続けているエジプト各地で広範な啓発キャンペーンを開始した。このキャンペーンは「あなたの命は守らなくてはならない預かりもの」というスローガンのもとで、「学校や専門学校、大学、若者センター、集合住宅、文化センター、カフェ、公共施設、さらにSNSを介したEメールといったレベルでの日常的な啓発活動を行う。その目的は、より多くの民衆に接触し、絶望に屈することや希望を失うことから彼らを守ることや、自分自身を見捨てて様々な危険に身をさらすことのリスクを彼らに警告することにある」という。

(後略)

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(翻訳者:中嶋甘奈)
(記事ID:48227)