イラク:政府の欺瞞と信頼できる民衆
2019年12月23日付 al-Quds al-Arabi紙

■政府の欺瞞と信頼できる民衆

【ムサンナー・アブドゥッラー】

イラクでの抗議運動(インティファーダ)が今年の10月1日に発生してから3か月目となる。多数にのぼった犠牲者数の合計は、死者480名、負傷者27000名以上だ。政権は詐欺や腐敗した政治的欺瞞以外には、蜂起した若者たちが直面した不動の鉄鋼壁をこわす手段を見つけられなかった。そしてトランプ(持ち札)は焼かれてしまった。

当局は例えば選挙法の一部改正を実施することによって、抗議者たちの要求を呑んでいることを示そうとしている。しかし、行われている議論の中では、本当の意味での改革の意思は見受けられない。また、その議論の中で用いられているメカニズムは、旧法や、現行法におけるそれと同じであった。これは、一部の改革を実施することが本質的には改革のためにならないという確かな印象を与える。なぜなら、この問題に対処するのが現政権の政治構造だからである。このことは、我々を形式的な改革に直面させた。この目的は、イラクに新しい政治状況を確立することではない。真の目的は、社会に根ざした政治体制による支配を再び確立する形で、民衆の苛立ちを吸収し、現在の危機をコントロールすることであり、また同様に、政権の基礎とその構成員を守る手段を再び生み出すことである。
(後略)

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(翻訳者:難波奈央)
(記事ID:48313)