スレイマニエ・モスクで修復ミスー聖句が逆に
2019年12月29日付 Hurriyet紙


スレイマニエ・モスクで、キブラに向かって左に位置する聖所扉に使用されている聖句の順番に誤りがあることが発覚した。ワクフ局の発表では「2007年から2013年にかけて当ワクフ庁によりスレイマニエ・モスクの修復が実施された。この修復の過程で、モスクの木製の両開き扉の上に設置された聖句文が書かれた真鍮板には清掃する以外の手入れは行われなかった」と述べられた。イスタンブルの歴史半島に位置するスレイマニエ・モスクはミマール・シナン建築で築461年である。注意深い修復家がこのモスクの扉に誤りを発見した。キブラに向かって左にある聖所扉に使用されている聖句の順番が間違いであったことが発覚したのである。
扉の上部にある二枚の真鍮板にはサード章の第49行および第50行目の聖句が配置されている。しかし扉の右側上部にサード章第50行の聖句、左側上部にサード章49行の聖句がきている。実際は扉の別の例にもみられるように、第50行聖句は左、第49行聖句は右に来なければならない。

■「修復は完了しており、そのままにすべき」

イスタンブー・ワクフ第一区マネージャーのミュルセル・サル氏は、当局は誤りを認識していると述べた。サル氏は、2007年から2013年にかけて行われた修復作業の際に扉をこの形で残すことを決定しており、モスクは礼拝に開放されているため、現時点では修正はできないと明らかにした。サル氏は、「もちろんスレイマニエ・モスクは大変意義深く、ミマール・シナンの傑作であり、1551年から1558年にかけて建設された最重要建築物だ。また我々のイスタンブルはトルコにとって非常に重要な文化遺産でもある。ワクフ庁として我々はこれを正しい形で修復し未来に残していく必要がある。それは我々の義務だ。もちろん、過去数年間、つまり2007年から2013年にかけてスレイマニエ・モスクは2段階の修復を経験した。そしてもちろん、これらの扉がつけられたのはモスクが建設された時期ではなく、周知のとおり、関係専門家の指導を得てムスタファ・ハリム・オズヤズィチによって1950年代に取り付けられたと推定されている」と語った。

ミュルセル・サル氏は、「もちろん私が言及した2007年から2013年の修復では扉に手はくわえられず、クリーニングとワックス塗布のみが実施された。当然、右に来るべき聖句が左に、左に来るべき聖句が右に来ていることも認識している。しかしながら当然修復は完了しているため、このままのかたちで残す必要がある。誤りがあるのは知っているが、修復には長い時間がかかる。モスクはすでに礼拝に開放されている。扉は非常に大きく、これらを外す必要がある。それにはおよそ6ヶ月近く要するだろう。モスクは礼拝に開放されているため、今度はその扉を外した場所を、何かで塞いでおかなければならない。木材やスチール板で塞ぐのも不格好な見た目になる」と述べている。

■「気づいていたが修正しないと決定した」

6年間続いた修復作業中に扉の誤りが修正されなかった理由についてサル氏次のように述べた。
「気づいてはいたが「修正はしない」と決定が下された。 つまり修復期間中に修正することもできたが、そうしない判断をした。「そのままにしておく」という決定もできる。もちろん逆だとわかっているのだから、まず修復で直せるし、修正できる。これもまたそう簡単に決められるものではない。現在調査中の段階です。もしそのような決定を下せば、もう一度修復して、正しい順序で取り付け直すということになる」

■ワクフ庁の発表

ワクフ庁からはこの問題に関して以下のような発表がなされた。

スレイマニエモスクの修復は当ワクフ庁によって2007年から2013年にかけて実施された。この修復の過程でモスクの木製の両開扉の上に取付けられた聖句のある真鍮板にはクリーニング以外の手入れは行われなかった。ニュースになったこの聖句は、修復に際してもそのままの状態で残された。

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(翻訳者:原田星来)
(記事ID:48341)