トルコ大国民議会本会議は、ムスタファ・シェントプ国会議長がリビアへの軍派遣に関する大統領府提出の法案を審議するために招集され、明日緊急会合が開かれる。
本会議は、午後2時にシェントプ議長の議事進行の下で開かれる。
リビアへの軍派遣に関する大統領案は、本会議での唯一の議題となる。法案を読み上げるとともに始まる審議では各政党グループに20分の発言時間が与えられる。審議後、法案の決議投票が行われる。
レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の署名によりトルコ大国民議会議長へ送られた法案では、次のように述べられた。
「リビア暫定政権は、全地域に影響を及ぼし、リビアの領土保全と自由を脅かすイスラム国、アル=カイーダ、その他のテロ組織、不法武装組織、不法移民と人身売買との闘いの中で、トルコに軍事支援を要請した。こうした考えの他に、トルコの国益に向けたあらゆる脅威・安全リスクに対し、国際法内において可能な限りの措置を取り、リビアにおける不法武装組織とテロ組織によるリビア国内におけるトルコの利益に向けられうる脅威を排除し、大規模移民といったその他の予想されるリスクに対し安全を保持し、リビア市民の要求に応じて人道支援を行い、リビア暫定政権に要請された支援を行い、この過程の後に生じる展開の方向性の中でトルコの膨大な利益を有効な形で保護し注視し、ことの推移に応じてこの先回復が困難な状況に陥らないよう迅速かつ活動的な政策を進めるのに資するため、限度、範囲、規模、期間を大統領による評価と設定に基づく形で、トルコ国軍を必要な場合、トルコ国外で作戦・戦闘を行うために国外に派遣し、この軍を大統領が明示する原則に基づいて用いることでリスクと脅威を排除するためにあらゆる対策を講じ、上記のことを可能にする法的準備を大統領によって明らかにされる原則に基づいて行うため、憲法第92条に従い1年の期間が付与される件について、お伝えするものである。」
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( 翻訳者:森彩音 )
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