プーチン・エルドアンにより、トルコ・ストリーム開通!
2020年01月08日付 Milliyet紙


最新のニュースによれば、トルコ・ストリームが開通した。開通式典がレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領とロシアのヴラジミル・プー チン大統領により行われた。アメリカ-イラン間における危機に触れたエルドアン大統領は、「同盟国であるアメリカと隣国のイランの間で我々が望まない地点に及んだ。イラクとシリアの代理戦争の舞台とならないよう。我々は外交手段を用い解消に努めている」と述べた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領とロシアのウラジミル・プーチン大統領は、ロシアの天然ガスをトルコと、トルコを経由しヨーロッパへ輸送するトルコ・ストリーム天然ガスパイプラインの完成に伴い、金角湾会議場にて行われた式典で語った。

エルドアン大統領は、「トルコ・ストリームは、友人たるロシアとともに大いに力を費やし、両国関係及び地域でのエネルギー事情の関連で歴史的な性質を帯びた計画である」と述べた。

スピーチを始める中、2020年の最初の一週間で、諸国・国民、全世界にとって健やかなものとなるよう望む大統領は、次のように語った。

「トルコ・ストリームは、友人たるロシアとともに大いに力を費やし、両国関係及び地域でのエネルギー事情の関連で歴史的な性質を帯びた計画である。計画したパイプラインのうち海底部分のものが完成したことに伴い、偉大なる友人プーチンと昨年イスタンブルで式典を催した。神のおかげで残り一年のうちで計画通りにパイプラインを成功裡に完成し、今こうして開通式典を行っている。この計画のおかげで315億㎥の天然ガスのうち157億5千万㎥が第三国を経由せずに直接我が国に到達する。こうして1500万戸分の年間需要が賄われることになる。トルコ・ストリームが我が国やこれの恩恵を受けるすべての我が友にとってよい機会となるよう願っている。計画の実現に費やされた尽力、協力について感謝の意を述べたい。」

大統領はまた、トルコがOECD諸国の中で10番目のエネルギー市場をもつ国であることも指摘し、今日時点でトルコ国内81県すべてで天然ガス需要を賄ったと述べた。

■新たな成功を収め続けるだろう

人口の79%にあたる5300万人の国民が積極的に天然ガスを使用しているとし、「この割合は、インフラ投資を行って、日毎に増えている」と語った。

ロシアがトルコに天然ガスを提供する主要国に当たるとし、次のように続けた。

「過去33年間、ロシア連邦から凡そ4000億㎥の天然ガスの供給を受けた。この構図は、両国が相互の利益に依拠して、ウィンーウィンを基本とする共同の好例である。エネルギー分野での共同は、あらゆる試みを他分野同様に成功に導いた。トルコ・ロシアは共同関係を基盤として新たな計画や成功を収め続けるだろう。ヨーロッパ諸国が計画の中の第二ラインが送るロシアのガスに大きな関心を示しているとみている。トルコは近年の投資により自国と共に地域にとって大規模な天然ガス需要量、取り引きの中心となるインフラを誇っている。一月前に地域にとって最も重要なパイプラインのひとつであるトランス・アナトリア天然ガスパイプライン計画(TANAP)を友邦であるアゼルバイジャンのアリエフ大統領と正式に操業を開始した。エネルギーのシルクロードとみられるTANAPにより160億㎥のアゼルバイジャンの天然ガスをトルコとヨーロッパが利用できるようにした。この先、TANAPの供給量を、まず240億㎥、その後できれば310億㎥に高めようと計画している。」

(中略)

■トルコ・ストリーム天然ガスパイプラインが開通した

ロシアの天然ガスをトルコへ、それからトルコを経由しヨーロッパへ輸送するトルコ・ストリーム天然ガスパイプラインが式典により稼働が開始された。

トルコ・ストリーム天然ガスパイプラインの稼働に伴い金角湾会議場において行われた式典には、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領とロシアのウラジミル・プーチン大統領、セルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領、ブルガリアのボイコ・ボリソフ首相が参加した。

開通式典には、加えてフアト・オクタイ副大統領、ムスタファ・シェントプ国会議長、メヴルト・チャヴシュオール外相、フルスィ・アカル国防相、ムスタファ・ヴァランク産業技術相、ベラト・アルバイラク財務相、ムラト・カルム環境都市整備相、ベキル・パクデミルリ農業森林相、ルフサル・ペクジャン貿易相、メフメト・ヌリ・エルソイ文化観光相、ファフレッティン・アルトゥン通信相の一方で、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相、セルゲイ・ショイグ防衛相、アレクサンドル・ノヴァク・エネルギー相、アゼルバイジャンのペルヴィズ・シャフバゾフ・エネルギー相、ブルガリアのテメヌズカ・ペトコヴァ・エネルギー相、セルビアのアレキサンダル・アンティチ鉱業エネルギー相も参加した。

大統領と閣僚が応接間に入室したのちに、トルコ・ストリーム天然ガスパイプラインプロジェクトのプレゼンテーションビデオが上映された。

開通式典では、エルドアン大統領、プーチン大統領の他にファーティフ・ドンメズ・エネルギー天然資源相とロシアのアレキサンデル・ノヴァク・エネルギー相がスピーチを行なった。

その後、ルスカヤ圧縮所のガスプロム機構のオレグ・アクシュティン副所長とクユキョイ受入ターミナルのパイプライン石油輸送会社のブルハン・オズジャン社長とのビデオ会議の形式で面会した。アクシュティン氏とオズジャン氏は、プロジェクトに関する情報を伝えた。

その後トルコのエルドアン大統領、ロシアのプーチン大統領、セルビアのヴチッチ大統領、ブルガリアのボリソフ大統領、トルコのオクタイ副大統領、シェントプ国会議長、元国会議長のイスマイル・カフラマン氏とビナリ・ユルドゥルム氏、ファーティフ・ドンメズ・エネルギー・天然資源相、ベラト・アルバイラク財務 相、ロシアのアレクサンドル・ノヴァク エネルギー相、タネル・ユルドゥズ元エネルギー天然資源相、ガスプロムのアレクセイ・ミルレル上級役員も開通式典で姿が確認された。

エルドアン大統領、プーチン大統領、ブチッチ大統領、ボリソフ大統領がシンボリックバルブを開けたことによりトルコ・ストリームからトルコへのガス供給が開始された。開通の際にはスクリーンに流れる天然ガスのアニメーションが投影された。

開通式典の後、エルドアン大統領は近隣諸国の大統領と写真撮影を行った。

一方で、式典には国内外のメディアが殺到した。

式典の後、エルドアン大統領は、ロシアのプーチン大統領、セルビアのヴチッチ大統領、ブルガリアのボリソフ大統領に敬意を表して会食へと移った。

■パイプラインは12月31日にガスの輸送の準備が完了

ロシアのアナパからトルコのクユキョイまで伸びる935kmに渡る2つのパイプラインからなるトルコ・ストリームの工事過程が終了した。アナパにあるルスカヤ圧縮所とトルコ・クユキョイ受入ターミナルも完成した。

ロシアの天然ガスを直接トルコに輸送するトルコ・ストリームパイプラインは、2019年12月31日をもって天然ガス輸送の準備完了段階に到達した。

それぞれのパイプラインが157億5000万㎥の容量を持ち、総量315億㎥のガス容量を持つトルコ・ストリームの157.5億立方メートル容量を持つ第一パイプラインがトルコへの天然ガス供給を行う一方で、同じ容量の第二パイプラインはヨーロッパへ天然ガスを供給する。

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(翻訳者:森彩音)
(記事ID:48390)