レーニン・ラムリー
■66作品を制作―レーニン・ラムリー氏の長年にわたる演劇界への貢献
【本紙】
停滞を、あるいは芸術的後退を知らないのみならず、不変の人間的真実の現実生活への投影を客観的に、鮮やかなコミカル・タッチで記録した歴史、これがレーニン・ファトヒー・アブドゥッラー・ラムリーの作品の数々。彼は名優ムハンマド・スブヒーを育て上げた作家。ムハンマド・スブヒーが脚本の台詞を変え、舞台で即興に演じるままにさせた作家。1945年8月18日にカイロで生まれたラムリー氏は、本日正午、75歳の生涯に幕を下ろした。
ラムリー氏は生涯で、戯曲、テレビドラマ、映画、ラジオドラマなど66の作品を発表した。1970年に高等演劇研究所 演劇批評・演劇学科で学士号を得た後、手がけた舞台で名声を得た。
ラムリー氏は批評の研究家だったので、彼の作品は皮肉な喜劇と相互に矛盾する登場人物らを通して現実世界を暴き出した。作中人物たちは劇的事件や状況の激変の中で成長する。彼の作品において笑いと演劇は同質なものである。ラムリー氏はカリスマ性に溢れ、今なお他の風刺作家には真似できない鮮明な印象を与え続けている。
(後略)
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( 翻訳者:下宮杏奈 )
( 記事ID:48526 )