レバノン:米国が国内の「ヒズボラ」関係者・関係法人に制裁の用意
2020年02月26日付 Al-Nahar 紙

■テロリストリストにレバノン人・同国法人を登録…シェンカー氏「我々の制裁はヒズボラに重大な圧力をかける」

【ベイルート:本紙】

米国国務省近東局のデイビッド・シェンカー国務次官補は「我々のレバノンでの制裁は『ヒズボラ』に重大な圧力をかける」と指摘し、「同国において、マグニツキー法に基づいた制裁(対象)リストの用意があり、該当する人物の名前を精査している」と述べた。

同氏は加えて「スカイニュースアラビア」チャンネルのインタビューに対し以下のように述べた。「イランへの攻撃は同国による『ヒズボラ』や(イエメンの)フーシー派、(イラクの)人民動員隊への資金提供を制限するため、同国に経済的圧力を掛けることを意図したものだった」。

レバノンのハサン・ディヤーブ政権について同氏は以下のように述べた。「現政権は真の改革、腐敗との戦い、困難な選択を取ることにおいて、歩を進めなければならない」。

米国財務省は今日、「ヒズボラ」と関係のあるレバノン人3名と同国の12の法人を制裁リストへ追加した。(リストに)編纂されたのは、シャイフ・ユースフ・アースィー氏、カースィム・ムハンマド・アリー・バズィー氏、ジャワ―ド・ヌールッディーン氏である。3名は「ヒズボラ」に属する「殉教者組織」と関係している。

テロリストリストに追加されたレバノンの法人には、「カウサル」、「アマーナ・フュエル」、「アマーナ・プラス」、「アマーナ・サニタリー」、「シャーヒド・ファルマー」、「シティ・ファルマー」、「ミーラース」、「サヌフィラ・ファーム」がある。

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( 翻訳者:白石江里香 )
( 記事ID:48601 )