公益判別評議会のメンバー1人が新型コロナ感染で死亡/同氏の母も
2020年03月02日付 Hamshahri 紙
イラン公益判別評議会のメンバー1人が、新型コロナウイルスへの感染によって、テヘランのマスィーへ・ダーネシュヴァリー病院で1時間前に死亡した。
イスラーム共和国通信(国営イラン通信、IRNA)によると、セイエド・モハンマド・ミールモハンマディー氏は、新型コロナウイルスに感染し、ここ数日間マスィーヘ・ダーネシュヴァリー病院に入院していたが、本日午前、72歳で死亡した。
ミールモハンマディー氏はコムの選挙区から出馬し、第6期、及び第7期イスラーム評議会議員を務め、1396年モルダード月23日[訳注:西暦2017年8月14日]、公益判別評議会のメンバーに任命された。
新型コロナウイルスはデイ月上旬[西暦昨年12月下旬]、中国湖北省の武漢市で確認され、現在までにおよそ50の国に広がっている。イランへの流入はバフマン月23日[西暦2月12日]で、保健・治療及び医療教育省[以下保健省]の関係者によると、コム市民2名がこのウイルスに感染した。
イラン保健省のキヤーヌーシュ・ジャハーンプール報道官の発言によると、イランで新型コロナウイルスへの感染が確認された数は、昨日までに987人で、死亡者は54人に達した。また、感染者のうち175人が既に回復し、病院から退院している。
◆セイエド・モハンマド・ミールモハンマディー氏とはどのような人物だったのか?
セイエド・モハンマド・ミールモハンマディー氏は1327年[西暦1949年]、コムに生まれた。第6期と第7期イスラーム評議会議員を、また、アーヤトッラー・アリー・ハーメネーイー最高指導者が大統領を務めていた期間と、アーヤトッラー・ハーシェミー・ラフサンジャーニー第1次政権期の、合計12年の間、イラン大統領府の長官を務めた。1396年モルダード月23日[西暦:2017年8月14日]には公益判別評議会のメンバーに任命された。
彼は、専門家会議のメンバーであったセイエド・アボルファズル・ミールモハンマディー氏の息子であり、シーア派マルジャエ・タグリードであるセイエド・ムーサー・ショべイリー・ザンジャーニーの甥[女兄弟の息子]である。[マルジャエ・タグリードとは、その法見解や儀礼方法に信徒が従うべき権威を持ったウラマー(イスラーム法学者)のこと。十二イマーム派ウラマーの最高権威。]
ミールモハンマディー氏はエスファンド月12日[西暦3月2日]月曜日の朝、新型コロナウイルスへの感染によって、テヘランのマスィーへ・ダーネシュヴァリー病院で死亡した。同氏の母もエスファンド月8日[西暦2月27日]に新型コロナウイルスに感染し、亡くなっている。
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( 翻訳者:KM )
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