史上最年少のシリア卓球女子代表選手が東京オリンピックへの出場権を獲得
2020年02月26日付 その他 紙


■シリアの卓球女子代表のヒンド・ザーザーさんが東京オリンピックへの出場権を獲得

【アンマン:シリア・アラブ通信(SANA)】

シリアの卓球女子代表でダマスカス県卓球クラブ所属のヒンド・ザーザーさんが今日(2月20日)、ヨルダンの首都アンマンで開催されていた西アジア予選シングルスで金メダルを獲得し、2020年の東京オリンピックへの出場権を獲得した*。

ザーザー選手は、決勝でレバノン代表のミルヤーナー・サハークヤーン選手にゲームカウント4-3で勝利し、金メダルを獲得した。ザーサー選手は、準決勝でヨルダン代表のスィワール・アブー・ヤマン選手に3ゲームを先取されたが、ゲームカウント4-3で逆転勝利し、決勝に臨んでいた。

ザーザー選手は12歳で、オリンピックの出場権を獲得したアラブ人選手としては最年少。これまでにも、国外での数々の選手権に代表選手として出場し、2年前にヨルダンの首都で開催された12歳以下の西アジア選手権(卓球西アジア・アマル・カップ)で金メダルを獲得するなど、好成績を残してきた。

ザーザー選手はオリンピックへの出場権を獲得したシリア人としては、アフマド・ハムシュー選手、マジドッディーン・ガザール選手に次いで3人目。シリア陸上競技代表のガザール選手は昨年末、国際陸上競技連盟が発表したランキングで1,312ポイントを獲得、世界ランキング6位となり、代表権を獲得していた。また、オリンピックへの出場権を最初に獲得した馬術のハムシュー選手は、国際馬術連盟に加盟するアラブ諸国と南アフリカからなる第7グループで、他の選手の出場権が確定するのに先だって、出場優先権を獲得していた。

*その後、3月10日に国際卓球連盟(ITTF)はザーザーさんが東京五輪の出場権を獲得したと発表した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:48652 )