イラク:シーア派は次期首相を期待する
2020年03月16日付 al-Quds al-Arabi 紙
■次期首相の人選に関する期待についてシーア派の見解は一致する
【バグダード:本紙】
「サナド」議会ブロックのアフマド・アサディー議長は昨日、次期政府の首相の人選が「今後数時間以内に」発表され、皆が彼と共に立つことを明らかにした。同氏はTwitter上で「『七部委員会(訳注:複数政党ブロックによる連合委員会)』は、数時間以内に暫定政府を形成する適切な人選に関する決定を下し、これは最終承認に向けて提起される」と述べた。また「課題は皆のものであり、時間の浪費は誰のためにもならない」と付言しつつ、「責任者の名前は今夜発表され、我々皆が彼と共に立つことだろう」とした。同氏はさらに「残念ながら、国家の利益ではなく、自分たちの利益のことしか頭にないような政党がいまだ存在し、問題はシーア・ブロック、スンニ・ブロック、クルド・ブロックに関連する」と続けた。
ヌーリー・マーリキー氏が率いる「法治国家」に近い消息筋によれば、連立与党は、ナイーム・スハイル氏が首相を選出するシーア派政治勢力代表としての七部委員会による過半数の承認を受けた場合には、同氏を首相候補筆頭として支持するという。同筋によれば、スハイル氏は共和国立法議会(ディーワーン)の副議長を務めており、シーア派原理主義勢力によって広く受け入れられている。
(後略)
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:48675 )