市場の野菜も袋詰めにーコロナ対策
2020年03月20日付 Milliyet 紙


ルフサル・ペキジャン通商大臣は、新型コロナウイルス対策の一環として青果の卸・小売販売に複数の対策を講じたと発表した。これによると、市場では陳列台同士の間をできるだけ広く保ち、袋詰めされていない青果は扱われない予定だ。

ペキジャン通商大臣の文書発表によると、中国で発生し全世界に広まっているコロナウイルスの脅威に対して、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の主導と決意の下、保健省をはじめとした全省庁や公的機関によって非常に重要な対策や迅速な決定がとられているという。ペキジャン大臣はその過程で通商省として、消費者や売り手らに向けた対策を早急に練り、国内外の商業取引の継続的な流れを確保するため、また各部門がマイナスの影響を受けないように動いていると述べた。

■81県の知事府へ通達

ペキジャン大臣は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため通商省として青果の卸売・小売業界に複数の対策を講じ、その適用に必要な指示が81県の知事府に送られたと語った。大臣は卸売・小売業への対策を以下のように述べた。
「スーパーマーケットや八百屋、市場などでは袋詰めされていない状態で売られている生野菜や果物が消費者の手に渡ることのないよう、売り手側が然るべき衛生条件に注意しながら売っていく。市場や卸売市場では消毒を怠ることなく、地方自治体によって十分な衛生対策が取られる。市場では売り棚間を可能な限り広く保ち、売り棚の間の通路には過密の原因となるレジ場やケースを置いてはいけない。市場や卸売市場、その他販売所で働く人すべてが衛生についてよく学び、それを踏まえて行動していく。」
ペキジャン大臣は、ウイルスの拡大を防ぐためには人々がこれらの対策に注意を払うことが重要だと強調した。

■会社の総会に関する対策も

他方でペキジャン大臣は、この時期に行われる予定である企業総会に関してもいくつか対策が取られたと述べた。その一部として、株式会社の取締役会によって招集されたが、まだ行われていない総会は、理事会あるいは取締役の決定により別の日程で行うことを条件に延期することを認めると通達した。さらに、企業定款で定めがなくとも、電子メディアを通じた総会あるいは理事会の開催を認めると述べた。

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( 翻訳者:大谷菜々 )
( 記事ID:48688 )