エジプト:政府はすべての県における外出禁止令を発表
2020年03月24日付 al-Quds al-Arabi 紙


■マドブーリー首相はすべての県における外出禁止令を発表

【カイロ:本紙】

エジプトのムスタファー・マドブーリー首相は、新型コロナウイルスの拡大を抑えるため、国中のあらゆる場所における外出、および午後7時から午前6時までの市民の交通を禁止すると発表した。

マドブーリー首相は火曜日、内閣中央本部で開催された記者会見で、すべてのレストランの閉鎖、宅配サービスの許可、政府関係部局における業務停止を含む、コロナウイルス対策に関する決定措置の一連を発表した。決定された措置の中には、すべての商店の金曜日・土曜日における完全閉鎖、すべてのジムと青少年センターの閉鎖、休校処置の15日延長が含まれる。

マドブーリー首相は「罰金として4000ポンドが適用され、外出禁止令に違反した者には懲役刑が科される」ことを明らかにした。また同氏は「エジプトはいまだウイルス流行の拡大を制御できる段階にあり、政府はすべての必要措置を講じている」と続け、この問題に関するエジプト人の意識に未来を賭けた。

エジプト保健省は月曜日、新型コロナウイルス感染による5名の死亡者が新たに記録され、計19人に達したと発表した。また同省は声明の中で「同様に39例の新たな感染者が記録され、これにより現在までの感染者の合計はすでに回復した68例を含む366例となった」と述べた。

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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:48708 )