G20は世界経済を支えるため5兆米ドルを投じる(2)
2020年03月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
■G20は経済対策として5兆ドルを投じる。原油の需要減に由来するサウジアラビアの困難、エジプトでは医療班内にコロナが蔓延
【ロンドン:本紙】
同筋は、ロイヤルダッチシェル社および米国の石油精製会社が用いるサウジアラビア製原油量は今後減少するであろうということ、またフィンランドのネステ社は4月中にはこれを全く用いないであろうことを示した。
同様の文脈において、エジプト保険省は各病院においてコロナウイルス感染に対抗する手段の不足に由来する危機のために激しい批判にさらされた。また同国の医師組合は、医療班の内部でコロナウイルスの感染者が確認されたケースが26例へと増加したことを明らかにした。
エジプト医師組合の議会メンバーであるイブラーヒーム・ズィヤート博士は「医療班メンバー間でのコロナウイルス感染例の総数が26に達した」と述べ、「さまざまな症状の症例数を発表する権限は保健省が有しているため、これはあくまでも非公式な統計である」と続けた。また「医療班におけるコロナウイルスの感染者は、医師が6名、薬剤師が1人、看護チームから7名、健康管理士4名、研究所専門職員5名、放射線技師3名である」と付け加えた。
同氏は「医師組合は保健省に連絡し、医薬品のあらゆる不足に関して同省に通知している」とし、医師たちに対し「自身の命と患者の命を守るため、コロナに立ち向かうためのいかなる必需品の不足をも公表するよう」呼びかけたことを明らかにした。
(後略)
最初に戻る
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:48720 )