シリア:トルコ軍は北部で部隊を展開
2020年03月28日付 al-Quds al-Arabi 紙


■トルコ軍はシリア北部で部隊を増強、シリア政府軍はイドリブ周辺で動員を続ける

【ダマスカス:本紙】

トルコ軍は、イドリブにおける停戦の中、(シリア)北部に新たな観測点を設置し、同地域における部隊の展開および駐留の増強を実施した。この停戦協定は、今月の3月5日にもたれたモスクワ会議の中で締結され、今日まで21日間にわたって履行されていた。この背景には、シリア北西部における緊張を持った静寂、また緊張緩和地域内部における砲撃といったシリア政権軍による複数の違反が存在する。

シリア人権監視団が述べたところによれば、トルコ軍は木曜朝、「M4」という名称に象徴されるアレッポ-ラタキア間の国際高速道路付近にある、イドリブ西部ジスル・シュグール市郊外のクフィール村に軍事施設を設立したという。これは、何者かによってジスル・シュグール市西部のアレッポ-ラタキア間高速道路上の橋が爆破された後の出来事だった。同事件は、ロシア・トルコ間の直近の停戦合意に反発し、両国による共同パトロールを遮断・妨害することを目的とするジハーディストグループによる活動の一環である。

(後略)

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( 翻訳者:金子 将己 )
( 記事ID:48724 )