パレスチナ:「家にいよう」運動(1)
2020年03月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
■パレスチナ人が対コロナ「家にいよう」運動に参加し、外出自粛下の日常を書き綴る(1)
【ガザ:本紙】
コロナウイルス流行を警戒し、パレスチナ各地の市街では人通りがまばらになっている。多くの住民が自宅に留まり、「家にいよう」運動を行っているためだ。この運動はコロナウイルスの感染者数が9人に達したガザ地区で広まっている。
西岸地区ではすでに多くの住人、特に都市中心部の住人が安全対策を遵守し、また当局による不要不急の外出自粛指示と夜10時以降の活動禁止指示に従っている。そして、西岸地区同様にガザ地区の多くの住人が「家にいよう」運動に参加している。この運動はパレスチナ各地区の住人たちが広めたイニシアティブであり、親戚同士での行き交いに基づいた社会的慣習で知られるこの地の住人に、ウイルスの流行を防ぐために今はこの生活スタイルをやめるように推奨することを目的としている。
西岸地区の都市中心部に住む市民は「現状、活動はほぼ停止状態であり、非常事態を乗り切るの十分な食料が供給されたのち、多くの人が自宅に留まった。外出するのは、医薬品の購入、もしくは家で不足した食料品の確保を余儀なくされている人だ」と語った。
(2)に続く
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( 翻訳者:松浦葵 )
( 記事ID:48732 )