シリア:政権支配地域でコロナウイルスにより1人が死亡、9人が新たに感染
2020年03月30日付 al-Mudun 紙


■シリアのコロナ:1人死亡、9人感染…停戦のないまま悲劇は拡大する

【ベイルート:本紙】

シリアの政権に属する保険省は日曜、同政権の支配地域における新型コロナウイルスによる初の死亡例、および新たな4人の感染者を記録したと発表した。これにより、(同地域で確認された)症例の合計は感染者9人、死者1人へと増加した。

同省は、亡くなった女性は重篤の状態で病院に搬送された直後に死亡したと述べ、「検査後に、彼女はコロナウイルスの保菌者であったことが明らかになった」と加えた。一方、イドリブ県とアレッポ北部における非政権支配地域、あるいはシリア北東部のクルド人支配地域において(コロナウイルス感染の)事例が公式に記録されたことはなかった。

EUは国連に対しシリアにおける停戦の呼びかけを繰り返したが、これは新型コロナウイルスの流行に対するより望ましい対応を基礎づけることに貢献するだろう。

欧州委員会のスポークスマンは声明の中で、「イドリブで近日承認された停戦は依然として脆弱なままであり、シリア全体をカバーするためにこれを保護するべきである」と述べた。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:高沼万惟子 )
( 記事ID:48734 )