イスラエル:イスラエルはスパイウェアによって「コロナ」と戦う
2020年03月31日付 al-Mudun 紙


■イスラエルはスパイウェアによって「コロナ」と戦う

【ベイルート:本紙】

国内での新型コロナウイルスの感染拡大およびウイルス流行に対する政府の抑止能力の欠如をうけて、イスラエル防衛省は「コロナメーター」と呼ばれるコンピュータープログラムの導入を決めた。同プログラムは携帯電話から収集した情報を分析することで、ウイルスの感染者が存在する可能性がある場所を特定し、住民を診察するための手助けとなる。

ナフタリ・ベネット防衛大臣は報道陣に対し、コロナメーターの導入には内閣の承認を必要とし、この承認は恐らく得られるだろうと述べた。同様に、プライバシーの問題によって、この導入を阻止する権限を持つ検事総長による査定が必要とされると述べた。

イスラエルのメディアがコロナメーターはスパイウェア企業NSOの製品であると報じるなか、ベネット大臣は、コロナメーターは承認を得てから48時間以内に利用可能になるだろうと述べた。

保有者にいかなる症状を発生させないままに体内に数日間潜伏することのできるコロナウイルスを発見するため、イスラエルはすでに1日あたり約5000人の検査を実施しており、感染者に対しては厳格な検疫を課している。

(後略)

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( 翻訳者:安井日寧子 )
( 記事ID:48757 )