好調な東黒海貿易に暗雲―コロナ影響
2020年04月02日付 Milliyet 紙

東黒海地方のトラブゾン、リゼ、アルトヴィン、ギュムシュハーネの各県では2020年の第一4半期で総額3億5,771万4,165ドル相当の輸出を行い、前年同時期比2.5パーセントの増加を示した。その一方で、コロナウイルスの流行が原因で国際市場で始まった停滞が注目される。

この件に関して説明したサッフェト・カルヨンジュ東黒海輸出業者組合長は、トラブゾン、リゼ、アルトヴィン、ギュムシュハーネの各県で2020年の1月から3月に行われた輸出の商品別順位が、総額2億2,071万784ドルでヘーゼルナッツと関連商品が一位、総額4,258万4,248ドルで青果が二位、そして総額2,658万2,376ドルでミネラルウォーターが三位となったと述べた。

カルヨンジュ氏は、これらの地域で2020年1月から3月にかけて109ヶ国への輸出が行われたとして、次のように説明した。「最も輸出が行われた上位5ヶ国は順番に、イタリア、ドイツ、ロシア連邦、ジョージア、そしてフランスだ。これらの国々の中でも、ドイツへの輸出が61パーセント、ジョージアへの輸出が45パーセントと大幅に増加した。しかし、世界を脅かすコロナウイルスの流行によるダメージと、特にヨーロッパをはじめとする我々の主要輸出市場での感染拡大は、間違いなくこの先の輸出にマイナスに影響するだろう。多くの国で行なわれている対策、外出禁止令が消費者の要望を大きく落としており、多くの買い手もこれにより注文をキャンセルした。この状況は輸出に今後数カ月、大きく負の影響を与えるだろう。間違いなく、この感染による市場の縮小は短期間のうちに輸出にマイナスに影響する、しかしながら、感染を抑え込むことで素早く持ち直し、再び輸出が増加傾向になるだろうと前向きにとらえている」と述べた。

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( 翻訳者:村田七海 )
( 記事ID:48773 )