シリア:新型コロナ感染防止対策としてダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ区が封鎖
2020年04月02日付 al-Mudun 紙
■シリアでのコロナウィルス:政権はサイイダ・ザイナブ地区を封鎖する
シリア政権下の保健省は、新型コロナウィルス感染者が新たに6人確認されたと発表した。これにより、シリアでは2件の死亡を含む16件の感染が確認されたことになる。同省は、感染事例の詳細や確認された場所を明らかにしていない。
コロナウィルスの流行に対処する戦略に携わる政府のチームは、政権支配地域内の人口密集地を隔離する段階的な仕組みを承認し、ダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ区の封鎖を決定した。
サイイダ・ザイナブ町のガッサーン・ハッジー町長は、町内の建物1棟で予防措置として医療隔離が行われたと発表した。この隔離措置は、ダマスカス郊外県保険局の指示に基づいて行われたと言う。
ハーッジ―町長によると、隔離措置を受けた建物の居住者数は50人に達しているとしたうえで、同県保険局が隔離の理由を明らかにしていないことを指摘した。事態が錯綜しているのがその理由だとしたうえで、結果の発表を待たれると述べた。そのうえで、理由が公表されるのを待つ間、隔離措置は建物や部屋への出入りの禁止を及ぶと付言した。
(後略)
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( 翻訳者:宮川寛人 )
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