シリア:国内の感染者が19人に増加
2020年04月05日付 al-Mudun 紙

■シリアのコロナウイルス:体制側の支配地域で新たに3人の感染者

シリアの体制に属する健康省は日曜日、同体制の支配域内で新たに3人のコロナウイルス感染者が確認されたことを発表した。国内で発表された感染者数は計19人となり、うち2人が回復し、2人が死亡した。

これに先立ち、同省はシリア国内でコロナウイルスが発見されて以降、3月29日までに2人が死亡したことを発表していた。また土曜日には、国内で確認された感染者のうち2人がすでに回復していることを明らかにした。

ウイルスが世界中に蔓延した後、シリアの体制は3月29日以前には国内のいかなる感染例を発表していなかった。(体制による)同様の対応は、イランが中東におけるウイルス流行の中心地であるにもかかわらず、同時期にシリア・イラン間の巡礼者らの相互移動、イラン人戦闘員の出入りが続いていた可能性についての疑惑を呼んだ。

ダマスカスとその郊外地域の多くは検疫下にあり、これらに出入りすることが禁止されている中、多くの人は体制が発表するウイルスの感染者数を疑っている。一方活動家らは、イラン人民兵拡散の中心地であるサイイダ・ザイナブ地区や、サイドナーヤー市、マニーン町を含む同様地域において、(コロナウイルスの)感染がすでに広がっていると述べている。

(後略)

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( 翻訳者:森友冴 )
( 記事ID:48808 )