エジプト:ムスリム同胞団がコロナ対策委員会を設置(2)
2020年04月05日付 al-Quds al-Arabi 紙
【イスタンブール:諸通信社】
エジプトのムスリム同胞団「新型コロナウイルスとの戦いにおいて、政治的・思想的に対立している場合ではない」
声明によると、エジプト国内外で専門家及びプロフェッショナル委員会が立ち上げられ、同胞団を代表する人物や医学博士、経済人、イスラーム法学者、ジャーナリストなどの名だたる専門家やプロが所属し、危機対策が話し合われているということだ。
さらに同胞団は、「委員会のメンバーは、今後、それぞれの任務と責務を遂行して、国民への意識向上メッセージという形で、感染を取り囲むあらゆる分野の科学的で計画的なコンテンツを準備し、感染の対処法に関するプロとしてのさまざまな情報を発信していく。同時に、できる限りの方法で、当委員会のメッセージと成果がエジプトの全国民に届くよう努力を続けていく。我々は、国内外の専門家や医師などエジプトの精悦が常に、国や国民のために尽力していることを伝えなければならない」と明らかにした。
多数のニュースサイトが会議の詳細を報道する中、同胞団は「エジプトや全世界は、突然人類を襲い、今なお蔓延して猛威をふるい人類を脅かしてエジプトや世界中の愛しい命を奪い続けているコロナウイルスのパンデミックに直面して困難な時代を経験している。本日我々は、偉大な国民と愛する祖国エジプトのために献身的に活動することを保証する」と付け加えた。
さらに、「我々は(感染症拡大防止策の)封鎖や追跡や制限など様々な困難を受けているが、だからといって高潔で辛抱強い祖国と国民のためにできることすべてを中断させてはならない。この激しい戦いで、私たちはこのこと(できることすべてを提供すること)が国家に誠実な国民すべてへの義務であると確信している」と表明した。
(後略)
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( 翻訳者:藤原路成 )
( 記事ID:48819 )