モロッコ:コロナウイルス感染者数、死者数増加(1)
2020年04月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■モロッコ:感染者数1141人、死者数88人まで増加

【ラバト:本紙】

モロッコ国内でのコロナ感染者数は、一昨日月曜日(6日)夜9時以降新たに確認された21件の新型コロナウイルス感染例を受けて、昨日火曜日(7日)までに1141人に増加した。また、3件の新たな死亡例も確認され、死者の合計数は83人に達した。一方、直近では7件の回復例が確認され、回復者数の合計は88人に増加した。なお、国内におけるウイルスの感染拡大が始まって以来、陰性の検査結果を経て感染が否定された人数は4131人にのぼる。

コロナウイルスの観測に特化したモロッコ保健省のポータルサイトによると、全感染者の新たな地理的分布は、カサブランカ=セッタ地方で332人、次いでマラケシュ=サフィ地方で200人近く、ラバト=サレ=ケニトラ地方で187人、フェズ=メクネス地方で52人、タンジェ=テトゥアン=アル・ホセイマ地方で96人だという。

≪数値の矛盾≫

同省の分析資料を参照すると、一部の地方では感染者数に関する矛盾がみられることが分かる。例えば、ラバト=サレ=ケニトラ地方では一昨日6日時点で187件だったが、本日は186件だけとなっている。また、一昨日212件だったマラケシュ=サフィ地方は本日202件とある。これが単なる数字上のミスだったのか、もしくは同省が感染者数から回復者数と死者数を減らしたからなのかは分かっていない。

(2)へ続く

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( 翻訳者:二瓶恵理子 )
( 記事ID:48820 )