エジプト:大統領がエジプトのコロナ対策能力への疑問視を批判
2020年04月08日付 al-Quds al-Arabi 紙


■シーシー大統領はエジプトのコロナ対処能力に対する「悪意ある」疑りを批判

【カイロ:本紙】

エジプトのアブドゥルファッターフ・シーシー大統領は昨日火曜日、コロナウイルス流行に対処するためのエジプトの能力を疑問視する動きを拒絶した。また同氏は、ワクフ省が予防措置としてラマダーン月における全ての集団での行為・活動を一時的に禁止した場合であっても、国民の所得には影響が及ばないことを強調した。同氏は、ウイルスの拡散に対応するための専門部隊のメンバー複数名が(コロナウイルスによって)犠牲になっているため、コロナ危機の発生以来、初めて医療用マスクを着用して現れた。また同氏は、一部の国民が予防措置を怠っていることに対する強い怒りを表明し、「我々はコロナ対策として厳格な措置を講じたり、活動時間の制限を行いたくはない」と述べた。

シーシー氏は「私は外出禁止時間外に一人で街頭の様子を見に外に出ることがあるが、国民はマスクを着用せずに公共機関を利用しており、事態に関心を持っていないように感じられる」と加えた。また、「半額あるいは無料によるマスクの供給を要する事態となれば、我々はそれを実行するつもりである」と述べた。

シーシー氏は続けた。「我々は鉄道と地下鉄車両をすでに消毒したが、国内の全ての公共機関を消毒する必要がある。これは国家と軍の役目である」。また、「内務省の部隊は、強制力と権限によって、国民の活動禁止(命令)といったコロナ対策特別措置の実施が可能である」とした。また高齢者に対しては「女性に加えて、自宅に待機し仕事に行かない」よう要請し、「街頭にいる人々の数を減少させ、最大限若者に頼ることは、国民全体の健康を維持するための予防措置として理解される限り、誰の過小評価を受けることもない」ことを望んだ。

(後略)

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( 翻訳者:今井綾香 )
( 記事ID:48821 )