デミルタシュ元HDP党首の釈放要請、拒否
2020年04月18日付 Cumhuriyet 紙


セラハッティン・デミルタシュ元HDP共同党首の弁護団のムフスィン・カフラマン弁護士は、弁護団が行ったデミルタシュ元党首釈放要請は理由もなく拒否されたと発表した。

セラハッティン・デミルタシュ元HDP共同党首は3年半収監されており、弁護団は4月初めごろに釈放の要請を行った。ムフスィン・カフラマン弁護士はソーシャルメディアのアカウント上で、別々に行った収監に対する異議申し立てと釈放要請は理由もなく却下されたと話した。

ムフスィン・カフラマン弁護士は以下のように述べた。

「デミルタシュ元共同党首は高血圧かつ心臓と気道の疾患のため新型コロナウィルスのリスクが高く、我々は釈放要請を行ったが、申し入れから2週間後に『何ら理由が示されることなく』却下された。

2週間考えて1つも理由が見つけられなかったアンカラ第五簡易刑事裁判所は『決定は、手続きや法律に適っているために異議を却下(する)』と述べた。なんとまあ公正な理由だ。 またとんでもなく公正な理由の他の点もある。

容疑者がいない一捜査の書類によって逮捕されたデミルタシュ元共同党首とユクセキダー元共同党首について、最近の拘留続行決定では『それぞれ別々に異議が出され』、またデミルタシュ元共同党首に関しては、さらに釈放要請が出された。つまり2回の異議申し立て、1回の釈放要請だ。

アンカラ共和国首席検事はこの2回の異議申し立てと1回の釈放要請を一つにまとめ、第五簡易刑事裁判所から2週間後にこの素晴らしく正当性のある却下の決定をくだしたのだ。さらなる決定も確かだろう!

あなた方には容疑者さえいない捜査で逮捕された二人の釈放決定を出す勇気がない。あなた方には理由を書くような面目がない。しかしそれが全く違うというのなら、一括法案の手法から発想して出したような一括決定はやめてほしい。

加えて、異議申し立てと釈放要請は2つの異なる手続きに従っていると知ってほしい。異議の却下の決定が出たが、釈放要請の却下はというと(釈放要請ではなく)異議申し立てを受けてのものである。これらを認識してほしい。でなければ一括で出した決定が混乱を招き、あなた方自身が恥をかく。これこそが『確かな情報』だ。」

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:48907 )