イラク:カーズィミー暫定首相による組閣が難航(3)
2020年04月22日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■シーア派勢力:「ムハーササ体制」がカーズィミー内閣を通過させる...議会ブロックは大臣職を分配した

【バグダード:本紙】

さらに「国家知恵運動は無所属者と能力にもとづく組閣を応援するが、自らが選挙の結果として得た権利であると考えるものを獲得する必要性に固執するものが存在することから、現状は異なっているかもしれない」と述べた。そしてファドアム氏は「スンニ派とクルド人のブロックは各大臣を決定した。また彼らは、カーズィミー氏が適任だと認める者を見つけるまで多くの候補者を提示するだろう」と述べた。

法治国家連合に属するマンスール・バイージー議員は「閣僚ポストの候補者についてイラク国民の完全な賛同を得ることは不可能だ」と述べた。また同氏は本紙に対して「我々が通過している段階は一時的なものである」と述べ、各議会ブロックに対して「政府の組閣のために相違を凍結させ、問題を発生させず、当局の業務を妨害しない」よう要求した。さらに「カーズィミー内閣では全ての勢力と様々な構成要素が、国民議会に占める割合に応じて大臣職を得た」ことを指摘し、「権力分配制度に従わずに政府を承認させることの不可能性」を示した。

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( 翻訳者:佐藤みちる )
( 記事ID:48950 )