保健省社会栄養改善課のザフラ―・アブドッラーヒー課長は以下のように述べた。「正しい栄養摂取の原則が守られるのであれば、新型コロナウイルス感染拡大の状況下でも断食することに問題はなく、栄養を正しく摂取することは新型コロナウイルス感染予防のための身体免疫システムを助けることになる。」
イスラーム共和国通信(国営イラン通信/IRNA)によると、同氏は記者会見でこう続けた。「健康で、新型コロナウイルスに感染していない人々は、現在の状況下でも断食をすることができる。ただし、自身の栄養摂取を守る、という条件付きだ。これはつまり、サハリー(断食期間中、夜明け前にとる食事)を必ず取り、サハリーとエフターリー(断食期間中、一日の断食終了後にとる食事)では栄養に注意する必要がある、ということだ。同様に、エフターリーからサハリーまでのあいだ、果物や水分を摂取する必要がある。」
彼女はこう続けた。「新型コロナウイルス感染症罹患者が断食をすることは推奨されない。感染したものの現在は回復している人たちもいるが、そのような人たちも、回復後6週間までは再発の可能性があるので、感染症専門家の知見に基づき、断食をしないほうが良い。そのほかにも糖尿病や高血圧といった基礎疾患をもっている人々も、かならず臨床医の指示に従って(断食を)実行する必要がある。
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( 翻訳者:NK )
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