リビア:UAEのドローンの爆撃でGNO兵士4人死亡
2020年05月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
◼リビア:「アラブ首長国連邦の爆撃」で政府軍兵士4人が死亡
【トリポリ:アナトリア通信】
リビア政府(国民合意政府(GNO))軍の報道官によると、にミスラタ市(リビア北部)の南に位置するアブクレイン地区で月曜日、クーデター軍司令官ハリーファ・ハフタルを支援するアラブ首長国連邦(UAE)の無人航空機(ドローン)が爆撃を行い、政府軍の兵士4人が殺害された。
「怒りの火山」軍事作戦のムスタファ・ムウジー報道官は、情報によると、アブクレイン一帯に駐在する政府軍を狙うドローンが、ジュフラ航空基地(中部)を離陸したとアナトリア通信に述べた。
域内諸国とヨーロッパ諸国の支援を受けるハフタルの民兵は、国際社会に承認されているGNOを相手に石油に富んだこの国での正統性と権力を懸けて戦っている。
通常であれば、UAEは、ハフタルの民兵を軍事的かつ政治的に支援しているとするリビア側の告発が正しくないと否定する。
GNO政府軍のムハンマド・カヌーヌー報道官は、GNOの空軍が月曜日にはすでに軍用車両と首都トリポリ(リビア西部)の西に位置するワティーヤ空軍基地にあるハフタルの民兵の拠点を狙って6回の爆撃を行ったと述べた。
ワティーヤは、トリポリの西からチュニジアの国境まで広がっている地域で最大の軍事基地であり、親ハフタル民兵が6年前に支配した。そして、彼らはワティーヤを西部作戦の司令部の中心とリビア東部からの軍が集合する地点にした。
(後略)
( 翻訳者:佐伯麻実・井口利奈・高沼万惟子 )
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