シリア:停戦期間中の衝突により政権軍またはジハーディスト組織の戦闘員48名が死亡(2)
2020年05月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリア人権監視団:停戦期間中にもかかわらず起きた衝突により、政権軍またはジハーディスト組織の戦闘員48名が死亡した
【ベイルート:本紙】
シリア人権監視団によれば、シリア北西部で活動し、アル=カーイダと関連するフッラース・ディーンには、シリア国籍以外のものを含む約1800人の戦闘員が所属している。また同組織は、イドリブで最も影響力を持つ組織であるシャーム解放機構(旧称:ヌスラ戦線)と並んで過激派グループと共闘している。
同団体によれば、両当事者間で継続する戦闘に際して政権軍は、戦闘地域およびその周辺地域、またイドリブ南部の隣接する郊外地域における集中的なミサイル攻撃を行っている。
シリア政府を支持するモスクワと反体制組織を支持するアンカラによって発表された停戦以来、同地域では断続的衝突および両当事者間の相互爆撃が発生している。しかし同団体によれば、現在行われている戦闘は「最も激しい」ものであるという。
停戦が発表されて以来、同地域の空域にはシリア政府およびその同盟国であるロシアの戦闘機は飛行していない。
(後略)
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49068 )