シリア:国内におけるイランの軍事的プレゼンスに変化は生じず
2020年05月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリア現地筋:シリア国内のイランの軍事的プレゼンスは減少していない
【ダマスカス:カーミル・サクル】
事情に精通する複数現地筋が本紙に明らかにしたところによると、シリアに存在するイランの軍事的プレゼンスに関し、いかなる撤退あるいは部分的削減は実施されなかったという。また同複数筋は、シリア領土内におけるイランの戦力構造にあらゆる変化が生じなかったことを明らかにした。
同筋は、イランの将校らに関し、シリア内でもともと駐留していた拠点や軍事センターを離れたものは誰もいないことを明らかにした。ただし、各地点における任務が物流的・技術的にすでに完了していた場合はその限りではないとした。
同筋は以下のように続けた。「シリア体制当局はイランに対し、シリア領内における軍事的プレゼンスの削減あるいは減少を要求しなかった。またイランは現状において、自国の軍事的プレゼンス、特にシリア国内に存在する(軍事)アドバイザーのレベルや規模を削減する計画を有していない」。
同筋が付言した内容によれば、イラン革命防衛隊ゴドス軍の司令官であったガーセム・ソレイマーニー将軍の殺害後であっても、シリア政府とイラン政府の間の軍事協力体制に変化は生じていないという。
(後略)
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49086 )