パレスチナ:国連大使「イスラエルによる併合拡大に対抗しあらゆる方面へ働きかけている」(2)
2020年05月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■パレスチナのリヤード・マンスール国連大使が本紙向けにコメント:イスラエルによる併合決定に対しあらゆる方面へ動いている
【ニューヨーク(国連):本紙】
マンスール大使は「パレスチナのムハンマド・イシュティーヤ首相は来週月曜日のパレスチナ人権委員会の会合において声明を発表する予定である」と述べた。また国連安保理について、「今月5月20日にパレスチナ問題を含めた中東問題について議論する通常会合を開く予定であり、我々はそこでイスラエルによる決定の危険性と、彼らが国際法をどれほど侵害しているかに関して詳細なスピーチを行うことになっている」と述べた。
同氏は以下のように明らかにした。「我々は全ての会談で、占領を行っているイスラエル政府が実施する東エルサレムを含む占領下パレスチナでの入植・併合計画すべてが非合法的であることを強調している。また、ヨルダン渓谷や死海北部、イスラエルが非合法的に入植地と分離壁を建設した領土を含む西岸地区内の広大な地域への入植計画を激しく非難している。こうした計画はジュネーブ四条約や国連決議、他国の領土を武力で占領することを禁じた条約を著しく侵害するものだ。同様に、代表団はイスラエルが違法な計画を推し進めるために(コロナウイルスの)世界的大流行を乱用していると指摘し、同時に国際社会がこうした違法な計画を幅広く拒否し、類似する全ての行為を停止するよう同国に求める必要があると強調した」。
(後略)
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( 翻訳者:武田ほのか )
( 記事ID:49089 )