シリア:政権による援軍の到着を受けダルアー県で暴動が発生(2)
2020年05月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■政権軍が前例のない軍事的増強を行う中、ダルアーでは戦いが起きている
【ダマスカス:本紙】
こうした揺れの中で最も新しいものは怒れる民衆によるデモである。これらのデモはダルアー市のダルアー・バラドと同市北西部郊外のタファス市で勃発した。その際デモ参加者たちは「シリアは生き延び、バッシャール・アサドは没落する」と叫んだ。
シリア人権監視団は、ダルアーにおける緊張と民衆間の不満が、シリア政権に対する同県の民衆蜂起へと変化したと述べた。こうした民衆蜂起は、シリア政権が南部地域への完全な侵攻に備えるため、軍事力と宗派主義的民兵を同地域に結集し続けたことに対して怒った人々によるデモに代表されるという。
複数の地元筋によれば、大規模なデモ隊がダルアー郊外タファス市にある複数の街路を歩き回り、参加者らは政権軍に反対する文言を叫んだ。
またウェブサイト「ダルアー24」が掲載した内容によれば、ダルアー県西部にあるタファス市では、(政権軍の)増援部隊が同市周辺部および同県西部地域全体に到着したことを受け、治安上の緊張の高まりや民衆間の暴動が起こっている。
(後略)
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:49097 )