イスラーム自由大学の学生の学年継続に関する詳細 再開の時期と対面授業 研究計画書および論文に関する口頭試験の方法(3)
2020年04月20日付 Hamshahri 紙


ー(2)の続きー

○医療分野における教育及び研究業務
 この通達は以下のことを強調している。国家新型コロナウイルス対策本部による承認事項および保健省教育担当次官らの文書に従って、大学はこれまでと同様の授業をオンラインによって実施しなければならず、また大学院の学生(PhDと修士課程)に関しては、4月18日以降、大学院の研究科による立案と準備、またすべての衛生に関する規定を守ることを条件に、大学構内で自身の研究を続けることができる。

 助手、研修生とそのほかの短期研修中の学生の登校に関しては、職務上必要な場合は登校しなければならず、発表されたスケジュールに従って行われる必要がある。

 そのほかの学生(第2節で規定された大学院の授業を除く)の4月18日以降の対面授業に関しては、日々の状況と国家新型コロナウイルス対策本部および保健省の取り決めを鑑みて決定がなされる予定だ。対面授業の開始後は、前述の授業実施における遅れを考慮し、今学期は現在から遅れた分の補習授業まで延長し、学期末試験は衛生規定を守って実行される。学期の終わりは対面授業の開始時期によって変動する。

 この通達によれば、オンライン授業と学期末試験に参加し、合格点をとれなかった者たちは、2020年―2021年にかけての年度の終わりまでに残りの単位を選択し、最大3科目6単位を追加の学費を支払うことなく再履修し、自身の点数を修正することができる。修正された点数は2019年―2020年度の2学期の成績証明書に登録される予定だ(注:イランの学期制度は9月はじまり)。この措置の適切な計画と実行の責任者は、各分校医学部の学部長と副学部長である。

 今学期における勉強の時間や機会が制限され、学生たち(の勉強進度)に遅れが生じてしまう場合には、失われた機会を次の半年のあいだに補うため、理論科目を2つまでならば、可能な限り教授に紹介された授業を受けることができる。医学部では夏学期がなくなったことを考慮して、来学期に卒業する学生を対象に来学期での26単位までの単位の取得が認められる。

 現状を迎える前に指導教員と関係研究科長の確認を受けて卒業論文、修士論文、(医療系研究科の)一般課程[博士前期課程に相当]博士論文と専修課程[博士後期課程に相当]博士論文、及びPhDの口頭試問の準備をしたにもかかわらず、新型コロナウイルスの影響で口頭試問が実施されていない学生については、できるだけはやく責任者の管理のもと口頭試問をオンラインで行うか、対面もしくは一部対面式を取り入れる場合は衛生規範を守って行われる必要がある。

 この通達では以下のように述べられている。新型コロナウイルスの感染拡大を考慮して対面授業の開始後学生の通学や移動を減らすために、学生が講義科目や臨床分野での実験・実習科目の対面授業に出席できるのは(臨床の場が不足しているのを考慮し、当該の学生の所属校と派遣先分校の間で合意が得られる場合には)、書類を提出した上で居住地所在の分校のみとし、試験終了後、いかなる疑いも生じないようにするため、合格証明書とスコア証明書を大学中央組織の医学部事務室に機械的に通知し、その写しを当該学生の所属校に通知するよう提案されている。臨床資格試験の実施に関しても、実習期間を終え、当該課程修了のために前述の試験(臨床資格試験)の実施を待っている学生たちのため、各分校は大学中央組織医学部事務室から許可を得たのち(当該事務室により必要な調整が図られる予定である)、この試験を受けることを望んでいる学生に対して、制限を設けた形でのみ(臨床資格試験を)実施することができる。

 以下の点についても述べておかなければならない。今年は5月(イラン暦オルディベヘシュト月。正確には4月20日―5月20日)に試験を実施できないことを考慮して、6月(イラン暦ホルダード月。5月21日―6月20日)以降に試験を行えるよう、今後数週間のうちに国全体の状況を鑑みて決定がなされ、少なくとも試験の1か月前には発表される。

ー続くー

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( 翻訳者:NK )
( 記事ID:49118 )